色づき
離れてみると
居を移して10年以上
久方ぶりの東京(上京自体は1年ぶり)
山手線にホームドアがついていたり、
渋谷のセンター街に立ち並ぶ店舗は変化の中にもそこにあり続けるものを見つけたり。
エスカレーターの立ち位置は忘れず
ただ、驚いたのはエスカレーターの空いた片側を歩いて降りる人をあまり見かけなかったこと
関西では駅でもショッピングモールでも誰かが必ず空いた1列を歩き急いで下っていく
並んで乗る2人組が背後を察して右に避けて歩いて降りる人を優先させる
せっかちと言われるのはそのあたりなのか
いつの間にかそれが普通になっていた自分に気づく
乗降客が多いのだから阪急のようにターミナル駅では両側のドアを開けたら合理的なのにね
久方ぶりの東京(上京自体は1年ぶり)
山手線にホームドアがついていたり、
渋谷のセンター街に立ち並ぶ店舗は変化の中にもそこにあり続けるものを見つけたり。
エスカレーターの立ち位置は忘れず
ただ、驚いたのはエスカレーターの空いた片側を歩いて降りる人をあまり見かけなかったこと
関西では駅でもショッピングモールでも誰かが必ず空いた1列を歩き急いで下っていく
並んで乗る2人組が背後を察して右に避けて歩いて降りる人を優先させる
せっかちと言われるのはそのあたりなのか
いつの間にかそれが普通になっていた自分に気づく
乗降客が多いのだから阪急のようにターミナル駅では両側のドアを開けたら合理的なのにね
小さな気遣い

開店以来通う書店
手提げでも紙袋でも必ずセロテープで留めて渡される
ビヨーンと伸びて肝心のテープは切れなかったり
テープの端だけ切れて手間取ったり
店内のカフェで読みたいな、
ちょっと横着して鋏を使わないで開けちゃおう
そんな時
自分にも、何気なく留められたテープにもイラッとしてしまうこともあった
あるとき
1人の店員さんが留めたテープは端がほんの少し折り返されていた
ちょうどそこがつまみとなって
一時でも早く読みたい私の気持ちを汲み取ってくれたかのようにテープはさっとはがれ
まっさらな本を取り出すことができた
今度買う時もこの人のレジに当たりますように…
1列に並ぶときもふと思ってしまうようなほんのひと手間
ほんのひと手間は以前から自分自身自分のためにやっていた
もちろん自分自身の思いつきではなく、どこかで出会ったほんの気遣いを真似て
その書店員さんもどこかで同じように「これいい」と思ったのか
小さな気遣いはある日
その書店のどのレジに並んでも同じようにされるようになっていた
こういう連鎖ってとてもうれしい
私もどこかにリレーしよう
ドッグイヤー
本や冊子の扱いは人それぞれ
道具としてその時必要な知識がインプットされればお役御免と割り切れる人
繰り返し繰り返し好きなフレーズを読み返す、いわば財産の人
前者はきっとモノの流れのいい人で
後者は「また読むかも」と厳選しきれず本に限らずモノが滞留している人なのかもしれない
用途によっても違うけれど
教科書や参考書の類はマーカーや書き込みをしても
読み物としての本に対して私はご法度
単なる宣材としての印刷物でさえ
「これ、今後の参考にしてください」と渡されるカタログの該当ページの
端を一方的に折られたくない
でも、これが言えないんだな
付箋がいいな、とは…
ドッグイヤーというらしいが、我が家の3匹の犬は皆垂れ耳
織り目が嫌なら耳の立った犬が気に入ったはず?
道具としてその時必要な知識がインプットされればお役御免と割り切れる人
繰り返し繰り返し好きなフレーズを読み返す、いわば財産の人
前者はきっとモノの流れのいい人で
後者は「また読むかも」と厳選しきれず本に限らずモノが滞留している人なのかもしれない
用途によっても違うけれど
教科書や参考書の類はマーカーや書き込みをしても
読み物としての本に対して私はご法度
単なる宣材としての印刷物でさえ
「これ、今後の参考にしてください」と渡されるカタログの該当ページの
端を一方的に折られたくない
でも、これが言えないんだな
付箋がいいな、とは…
ドッグイヤーというらしいが、我が家の3匹の犬は皆垂れ耳
織り目が嫌なら耳の立った犬が気に入ったはず?